ハワイネコ ブログ

台湾系カナダ人の夫と、2匹の猫とのハワイライフ。 スーパーマーケットが好き!

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11歳、猫のたま様のガンの記録です。


1月に足の踵にある癌で断脚の手術をしたときは、彼の命はすべて私たちにかかってるっていう責任の重さと、全てにおいての選択の義務があった。

あの時は、「これでよかったのかな」と思うこともあったし
とにかく元気にしてあげたくて、私たちもたま様も辛い日々だったと思う。
もちろん、あの日々の中にも幸せはあった。
お互い寄り添っていて、とにかくくっついて一緒に時間を過ごしていた日々。

結果、また3本足で走れるようになったし、断脚の手術をしたことで元気な半年を過ごせたから後悔はしていない。

でも今回は、私にできることは何もないのだ。

何も選択しなくても良い。
ただただ甘やかして、最後の日々を幸せにしてあげることだけを考えればいいのだ。

だから死に向かっているというのに、どこか気は楽だ。
もちろん悲しみはあるけれども。
同時に、神様に与えられた最後の日々を一緒に過ごせることへの感謝の気持ちが強い。


手術後にひたすら寄り添っていた蜜月期と違って今は、少し離れ気味だ。
夜に「寝るよ〜」と言ったらベッドに飛んできて、私の胸の上に陣取ってゴロゴロ言っていた日々はもうこないのだろう。

それでも近寄って撫でるとゴロゴロ言ってくれる。
弱ってきてからの方がゴロゴロ音が大きくなった。
話しかけると返事をしてくれる。
触りすぎるとよろよろと離れていくけれども。

とにかく「ありがとう」という言葉が口から出てくる。

寝ている姿を見ると、呼吸しているのか心配になりじっと見つめすぎて睡眠の邪魔をしてしまう。

トイレはもう補助なしにはできない。
1日に何回か、トイレに連れて行ってあげる。
弱った3本足ではうまくバランスが取れないので、横から支えてあげる。
そんなお世話ができることにもありがとうという気持ちでいっぱいになる。

事情を知る方に「私はまだたま様が復活するって希望を捨ててないよ」と言われた時
「いや、私はもう完全に諦めてるよ」と言ってしまった自分はなんて薄情なのかと思った。

でも、希望は持たないけれど、最期の日々をできるだけ安らかに快適に過ごしてもらいたいと思っている。
歩くのもままならない今「1日でも長く生きててほしい」とは全く思わない。

今日、知り合いの母親が痴呆で病気もあって大変だ、というような話を聞く。
みんな元気そうに振る舞っているけれど、いろんなことを背負って生きているのだと思う。

私は2011年に大好きな母を突然交通事故で亡くした。
あれからもう14年も経つけれど、消えゆく命と一緒にいると、あの時のことが色々とフラッシュバックしてきて泣けてくる。

突然失くす命もあれば、今回のように最後に一緒に過ごせることもある。
結局どっちも辛いけれど、感謝をたくさん伝えることができる時間が残っているのはありがたいことだと思う。

今日「味な副音声」というポッドキャストを聴いていたのだけれど
ゲストがよしもとばななさん回で。
「いなくなったことが大したことではなくて、いたことが大したこと」という言葉を聴いた。

本当にその通りだなと思う。
たま様と過ごした11年も、母と過ごした21年も、母が生きた49年も、亡くなることより生きていたその日々が大切なことだったのだと思う。

たまさんとは、まだあと少し時間が残されているので
最後の最後までたっぷり愛情を持って接してお世話させてもらいたいと思います。
たまさんとの最後の時間は、泣き顔ではなくて、笑顔で接してあげたいな。頑張ります。

IMG_1979

写真は、お風呂に入れて日向で乾かしているところです。愛おしいな。
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